よしみずのサイクル日誌

自転車・キャンプ・ホビーなど。

京都のおもいで

 今年の2月末、京都に行った。

 あの頃はまだコロナ騒ぎもたいしたことなく、日本の暇な大学生にとっては「中国人いないし空いててチャンス」くらいの感覚だった。

 森見登美彦という人物をご存知だろうか。代表作は『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』など。京都大学出身の小説家として有名である。彼の作品の多くが京都を舞台としていて、なかでも狸兄弟の物語『有頂天家族』が大好きな私は、かれこれ数年も「京都に行きたい」「京都に行きたい」と連呼していたのである。しかし連日報道される微塵の風情もない人だかり!それを見るたびに二の足を踏み続けていたが、ついに東海道を踏み固めるに至ったのだ(なんのこっちゃわからん)。

 楽しかったね。最高に楽しかった。そんな思い出。

 まず向かったのは伏見稲荷大社。定番である。というかこれより前にも一大イベント、「新横浜始発の東海道新幹線に乗る」というミッションがあったのだが、それは割愛。

 写真でしか見たことのない鳥居の数々!シャッターを切りまくる我々一同であったが(友人2人と計3人で来ていたのだった)、しばらくすると飽きる。そう、飽きてしまったのだ、ずーっと同じ色で同じ形の鳥居が立ってるだけで景色が変わらないんだもの。ただ、山を登った上から見る京都の街並みは綺麗だった。あとは猫だ。私は猫には目がないのだ。出会ったのは狐でも狸でもなく猫だった。

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ずっとこんなのが続く。千本鳥居はダテじゃない。

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途中で見えた京都の街並み。

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 猫とたわむれて下山。思いのほか山道が急で、京都到着早々疲れてしまったのだった。すると連れのバカどもが騒ぎ出す。「もう宿に行きたい」。アホ抜かせ、来たばかりではないか。私がなんのために京都に来たと思っている。有頂天家族の主人公、下鴨矢三郎一家の住む下鴨神社に行くためではないか。私は彼らをしょっぴいて、下鴨神社を目指したのであった。

 …書くのに疲れてきた。最近梅酒をよく飲んでいてこれも飲みながらやっているので正直キーボードを打ち間違えるほうが多くなってきた。文章もよくわからなくなってきた。続きはまたいつか気が向いたら書こう…。この「書こう」を打つだけでも4回打ち直した。もうだめだ。